強育論

強育論-The art of teaching without teaching-

強育論-The art of teaching without teaching-

「学習は本能です。どんな子でも必ず伸びます。親が余計な事をしない限り…。」

という強烈な帯の言葉ですが、


心配症なお母さんと子供が争っているご家庭に

よく配ってます(笑)。

著者は、私立中学受験の算数教室の講師です。




「失敗した原因はひとつに絞られます。『やらせ過ぎ』です。

そもそも中学受験に目標を置いていること自体が間違いです。

学習は強い人間を作るために必要なのであり、入試での合格など

行きがけの駄賃くらいに思えばいいのです。」




「受かったらそこにパラダイスがあるわけじゃないでしょ。

ハードルを一つ越えたらもっと高いハードルがあるだけなんですよ。

そのハードルを飛び越えること自体を喜びとしなければ、喜びと出来なければ、

人生はとても辛いと思いますよ。」




「最悪の子育ての結末とは『親が子を殺す』または『子が親を殺す』です。

…それでいいのですか?子供の幸福(自立)よりも自分の幸福(母性を満たすこと)

を優先するのですか?」




「躾と教育とはっきり区別しなければなりません。

『ものを盗んではいけない』など躾に関する部分は有無を言わさず従わせます。

でも教育の部分は、あくまでも本人の知的欲求を満たす方向で進め、

無理強いはしないでください。」


数字パズルもお勧めです。


賢くなるパズル たし算 中級 (宮本算数教室の教材)

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