強育論
強育論-The art of teaching without teaching-
- 作者: 宮本哲也
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2004/03/17
- メディア: 単行本
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「学習は本能です。どんな子でも必ず伸びます。親が余計な事をしない限り…。」
という強烈な帯の言葉ですが、
心配症なお母さんと子供が争っているご家庭に
よく配ってます(笑)。
著者は、私立中学受験の算数教室の講師です。
「失敗した原因はひとつに絞られます。『やらせ過ぎ』です。
そもそも中学受験に目標を置いていること自体が間違いです。
学習は強い人間を作るために必要なのであり、入試での合格など
行きがけの駄賃くらいに思えばいいのです。」
「受かったらそこにパラダイスがあるわけじゃないでしょ。
ハードルを一つ越えたらもっと高いハードルがあるだけなんですよ。
そのハードルを飛び越えること自体を喜びとしなければ、喜びと出来なければ、
人生はとても辛いと思いますよ。」
「最悪の子育ての結末とは『親が子を殺す』または『子が親を殺す』です。
…それでいいのですか?子供の幸福(自立)よりも自分の幸福(母性を満たすこと)
を優先するのですか?」
「躾と教育とはっきり区別しなければなりません。
『ものを盗んではいけない』など躾に関する部分は有無を言わさず従わせます。
でも教育の部分は、あくまでも本人の知的欲求を満たす方向で進め、
無理強いはしないでください。」
数字パズルもお勧めです。
- 作者: 宮本哲也
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2006/09/05
- メディア: 単行本
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