奇跡と呼ばれた学校

奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)

奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)

「公立は4年制とささやかれました。現役では受からないということです。

15の春は泣かせないが、18の春は泣かせる…と批判されました。」

というとこから改革が始まるのですが、

この学校のすごいとこは、受験での成果ではなく、

「探究科」という科を設置してる点です。

専門的な研究を大学院生と研究し、学習の意欲を高めて

いるとのこと。




科目は自然科学、人文科学、社会科学系など、

大学で学習する内容につながるものです。



バングラデッシュの土壌汚染に問題意識を持ち、

「赤土を用いたヒ素の除去」を研究してアメリカの国際学生科学フェア

に行ってきた子もおるそうです。



あとは学校全体の運営も、しっかりしてます。

「たとえば、困ったことが起きた時は関係者全員が集まり、

テーブルの上にすべての情報を出すこと。最終的な判断をする

のは一人であること。一人が判断するというのは、責任の所在

を明確にするためです。」





「大学進学が目的ではなく、その後の人生をどう生きるかが大切だ。」