奇跡と呼ばれた学校
奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)
- 作者: 荒瀬克己
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2007/01
- メディア: 新書
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「公立は4年制とささやかれました。現役では受からないということです。
15の春は泣かせないが、18の春は泣かせる…と批判されました。」
というとこから改革が始まるのですが、
この学校のすごいとこは、受験での成果ではなく、
「探究科」という科を設置してる点です。
専門的な研究を大学院生と研究し、学習の意欲を高めて
いるとのこと。
科目は自然科学、人文科学、社会科学系など、
大学で学習する内容につながるものです。
バングラデッシュの土壌汚染に問題意識を持ち、
「赤土を用いたヒ素の除去」を研究してアメリカの国際学生科学フェア
に行ってきた子もおるそうです。
あとは学校全体の運営も、しっかりしてます。
「たとえば、困ったことが起きた時は関係者全員が集まり、
テーブルの上にすべての情報を出すこと。最終的な判断をする
のは一人であること。一人が判断するというのは、責任の所在
を明確にするためです。」
「大学進学が目的ではなく、その後の人生をどう生きるかが大切だ。」