アメリカからのメール3
…
>今の日本の学校は極端に人権原理主義といいますか(自由の取り違え?)。
>「教育委員会にいうぞ!」が子供の常套句になったりしてます。
>それに付き合ってる大人も大人ですが(笑)。
>事なかれな組織と、困った親の感情の行きすぎた結果がよく見られます。
ひどいですねー。
ルール、ルールと書きましたが、米国では
「Respect your teacher」「Respect yourmother」
などとよく言い、それは尊敬ではなく、尊重とでもいいましょうか、目上の人への礼儀に近い
ニュアンス だと理解していますが、これはルールの一つのような感じがします。
なぜRespectしなければならないのか、そんなことを問う学生は居ないように思います。
それは小さいころから同じように言われているからかもしれません。
あと、
「That's not fair」
というのもあります。これを言われたら米人はショックを受ける
というか、やってはいけないことをやった気持ちになると思います。
フェアであることも、ある意味重要なルールなのだと思います。
そういう風に考えてくると、ルールというよりも「原理(原則)」とでもいうべきものなの
かもしれません。その原理さえ押さえておけば、あとは自由といいますか。
日本は、多くの人間が共有できる確固たる原理を失いつつあるのかもしれません。
だから大人の動きがバラバラで収拾がつかず、その混乱の中で子供達が無秩序に振舞う。
…
- 作者: 田北百樹子
- 出版社/メーカー: ブックマン社
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (20件) を見る